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子育て

【体験談】授乳が苦手、辛い、ストレス、やめたい|不快性射乳反射(ディーマー)になった話

授乳が苦手、辛い、ストレス、やめたい!と思っているママはいるでしょうか。

 

わたしは2人出産しましたが、1人目の時から感じていた違和感。

授乳するときに起こるイライラするような、どこからともなくくるネガティブな感情

 

だから

授乳が本当に苦手!辛い!ストレス!やめたい!

とずっと思っていました。

 

こんな症状になるのはわたしだけ?
リー子

 

でも2人目のときに初めて知りました。

 

わたしって不快性射乳反射(ディーマー)なんだと。

 

この記事にたどり着いたママはきっと同じような症状で悩んでいたり今つらい思いをしているママなのではないでしょうか。

わたし自身、この症状が何なのかわからなかったときは本当に辛かったです。

でも、知ってからは自分なりにいろんな対処法を試してきました。

 

その結果、

今は以前よりこの症状と向き合えて、うまく付き合っていけていると思います。

 

すべてわたしの体験談ですが、この記事が今悩んでいるあなたの役に少しでも立てばうれしいです。

 

この記事を書いた人

 

なんでこんなに授乳が辛いのかわからない

そもそもわたしは、2人目を出産してしばらくするまでこの症状に名前があるなんて知りませんでした。

 

最初になんかおかしい?とわたしが思ったのは第1子の長男を出産して、すぐのことでした。

出産1日目から赤ちゃんと同室で3時間ごとの授乳、足りなかったらミルクを足す、というスケジュール。

この授乳のとき、赤ちゃんに吸われるたびに一瞬なぜか

ドーンと落ち込んでネガティブ感情に陥るんです。

具体的には、絶望感や気持ち悪さ。授乳が嫌だ、やめたいって直感的に思うんです。

 

それでも初めての出産、右も左もわからない状態です。

こんなものなのかと、辛かったけど、特にこの症状のことを誰にも話さずそのまま退院しました。

でも家に帰ってから授乳していても全く変わらず、気持ち悪さはずっと続いていました。

 

わたしは長男のとき、生後7か月で断乳しましたが徐々にその不快感は薄れてはくるものの、最後までなくなることありませんでした。

 

そして今回次男を出産し、またあの得体のしれない症状に襲われることに怯えていましたが、案の定悩まされることになりました。

長男の時にもこの症状についてネットで何度か調べましたが、当時は同じような症状の人を見つけられず、ただただ耐える毎日でした。

しかし今回改めて調べると、この症状に名前があることを知りました。

しかも全てわたしの症状と当てはまるものばかりでした・・・!

 

リー子
これを発見した時わたしだけじゃないんだと、心から安堵したことは忘れもしません!

 

それって不快性射乳反射(ディーマー)かも・・・

その症状の名前が、不快性射乳反射、別名ディーマーでした。

 

不快性射乳反射(ディーマー)とは

母乳育児中の母親の射乳反射の30~90秒前に、胃の不快感、不安、悲しみ、恐怖、気分の落ち込み、緊張、感情的な動揺、いらいら、絶望感、否定的な感情が現れ、射乳反射のたびに繰り返される不快症状。

個人の成育歴や分娩の体験などは影響しない。

ドーパミンが介在していることはわかっているが、症状が出る母親とそうでない母親がいる理由はわかっていない。

引用:日本助産師会

リー子
まさにこの説明が、自分にぴったり、しっくりきて衝撃を受けました!

 

さらに

出産後、気持ちが落ち込むと言うと産後うつ病を思い浮かべるかもしれません。

しかし不快性射乳反射は産後うつ病などの産褥期精神障害ではなく、「不快性射乳反射が起こる前まではママが元気」で、「反射によってネガティブな感情が起こっても短時間(30秒~2分程度以内)に落ち着く」といった特徴があります。

引用:マイナビ子育て

とされています。

まとめると、

不快性射乳反射の特徴

・母乳が出る約30~90秒前に起こる

・症状は不快感や絶望感などさまざま

・短時間(30秒~2分程度以内)に落ち着く

産後うつではない

・成育歴や分娩の体験などは影響しない

・症状が出るママと出ないママの理由はわかっていない

わたしも自分の症状をよくよく考えてみると、突然イライラや絶望感というネガティブな感情が起こり、その約30~90秒後くらいに、母乳がでるといった感じでした。

 

そして上でも説明している通りこの症状は、

産後うつとは全くの別物!

あくまで不快性射乳反射が起こる前まではママが元気。

不快性射乳反射によってネガティブな感情が起こっても短時間(30秒~2分程度以内)で落ち着く、というものです。

 

リー子
確かにわたしも少し時間が経つと、こういったネガティブな感情が自然に消えているんですよね。

 

説明にも書いていますが、なぜこのようなことが起こるのか、明確にちゃんとわかっていません。

でも、母乳育児をしている約9%くらいのママがこの症状で悩んでいるという調査結果があるそうです。

 

[st-kaiwa]この数字意外に多い!と思いましたが、わたしの周りにいないだけ?[/st-kaiwa2]

 

そしてこの症状が出る人と出ない人の理由はわかっていないといわれているので、

決してママが悪いわけではありませんよ!

 

あと厄介なのが、授乳のときだけでなく胸が張ってきて体が母乳を出そうとしてこの症状になるときがあります。

 

リー子
わたしは外出時に突然なるのが本当に辛かったです・・・!

 

買い物しているとき、誰かと会話しているとき、突然なるので慣れるまでは本当にストレスでしかなかったです!

 

不快性射乳反射の具体的な症状は?

・気持ち悪さ
・イライラ
・気分の落ち込み
・絶望感
・不快感
・不安
・悲しみ
・感情的な動揺
・否定的な感情
・恐怖
・緊張
・胃の不快感
・気分が悪くなる

など人によってさまざまだそうです。

リー子
私は上の9つが当てはまりました。

けっこう多いです・・・。

 

不快性射乳反射(ディーマー)はいつ終わる?

授乳するたびに不快性射乳反射が起こっていても、ネガティブな気持ちが軽めの場合は、たいていは3ヶ月くらいで自然に落ち着いていきます。また、ネガティブな気持ちが少しはっきりとしていても、9ヶ月目までに落ち着くことが多いとされています。その一方で、とてもはっきりとネガティブな気持ちが起こっている場合は1年以降まで続くこともあります。

引用:マイナビ子育て

 

まとめると

ネガティブな気持ちが軽めの場合は3ヶ月くらいで自然に落ち着く

ネガティブな気持ちが少しはっきりしている場合は9ヶ月目までには落ち着く

とてもはっきりとネガティブな気持ちが起こっている場合は1年以降まで続くこともある

でも、自分の不快性射乳反射が強いか弱いかは、自分でもなかなか判断がつかないです。

人と比べることができないのでわからないですよね。

 

リー子
わたしの場合は7か月で少し薄れてはきたもののまだ続いていました。

 

それまではうまく付き合っていかなければいけません。

 

不快性射乳反射の対処法は?

あくまでこの症状はドーパミンが関係しているといわれていますが、詳しい理由はわかっていないので薬などでどうにかすることはできません。

そこで、自分なりにうまく付き合っていける対処法をいろいろ試しました。

 

すぐ終わると思い耐える

この症状は母乳が出る30~90秒前に現れ、短時間(30秒~2分程度以内)で落ち着く、というものです。

これを知っていれば、

違和感を感じるときの自分のちょっとした予兆にも気づけるようになります。

 

リー子
これがわかると心構えができて、ほんの少しだけ心に余裕ができるようになりました。

 

そして時間が経つとおさまるということもわかっているので

おさまるまで耐える・・・!

 

知っているだけでこの不快性射乳反射を少しはうまくかわせるようになりました。

 

大きく深呼吸する

ネガティブな感情に襲われたら、大きく深呼吸してみます。

そうすると脳に酸素がいき、いきなり来る絶望感やイライラ感を少し回避することができます。

症状が出たときは『嫌だ』というネガティブな感情が出て、息を止めてしまいがちなので深呼吸は心を落ち着かせる1つの方法です。

 

リー子
できたら何も考えず無になり深呼吸すると、落ち着きやすいです。

 

症状が始まったら楽しいことを考える

次に、症状が始まったら楽しいことを考えると少し気が紛れます。

 

例えば

『後でおいしいもの食べようとか』

『録りためたドラマみようかなぁ』

『落ち着いたら家族でこんなところに出かけたいなぁ』

など全く違うことを考えます。

無理やり脳を方向転換させてその場を乗り切る方法です。

 

リー子
わたしの場合、ハワイにいきたい!など今は絶対できないけど、ゆくゆく自分がしたいことを考えていましたよ!

 

スマホを見て気をそらす

でも手っ取り早く気を紛らわせるには、スマホを見ることです。

スマホを見ることで瞬時に全く違うことに脳が変換されるので、一瞬忘れることができます。

近くにスマホがあって、さらに手にとって見れる状況ならすぐできる対処方法です。

 

リー子
車の運転や自転車に乗っているときなどは使えませんが・・・

 

搾乳機を使う

搾乳機を使っても不快性射乳反射はおこります。

でも私の場合、直接吸われるよりはマシな気がします。

 

母乳を出そうとして胸が張ってくると、不快性射乳反射がおこるので

搾乳機を使うと自分のタイミングで不快性射乳反射をかわすことができました。

どうしても授乳するのに気が進まないときは、搾乳機を使ってみるものアリだと思います。

 

わたしの場合、搾乳機はメデラの電動搾乳機を使っていました。

いろいろ使いましたが、使いやすく音も静かで現在は2台目を使っています。

 

母乳育児をやめる

わたし自身、1人目は結局生後7か月まで母乳を続け、2人目は今現在ミルクと混合で母乳育児をしています。

でも無理せず、

母乳育児をやめるのも方法だと思っています。

といいつつ、わたしの場合はやめる勇気がでず、ズルズルと続け1人目の7か月は仕事復帰と同時にやめました。

でもその間も何十回やめたいと思い、この症状がくるたびに嫌な思いはしていました。

 

ただ唯一救いだったのは、

日が経つごとに症状が薄れてくることです。

 

でも本当に辛くて自分で対処しきれなくなったら、やめてもいい!という気持ちは頭のどこかに置いててもいいと思います。

 

母乳育児をやめても誰も責める人はいないし、ママの心がストレスで壊れてしまったらそっちの方が辛いです。

不快性射乳反射も、人によって症状や度合いも違うので、

本当の辛さは本人にしかわかりません。

わたしはだれにでも母乳育児をやめる、という選択肢もあっていいと思っています。

 

まとめ:必ず終わりがくる

母乳育児をしている9%のママが起こるといわれている不快性射乳反射

でもそれを人に話したり、相談したりしている人ってそんなに多くないような気がします。

 

わたしも、周りで出産している友達や知り合いから聞いたことはありませんでした。

実際自分がなってみて、確かに人に授乳が不快でやめたいだなんて言えなかったです。実母にも・・・。

 

人に簡単に相談できる悩みではないからこそ、どうしたらいいのか1人で抱え込んで不安で悩んでしまいますよね。

 

この記事は実際にわたしがすべて試して効果があってよかったものをまとめたものです。

もし今、不快性射乳反射の症状で悩んでいるママがいたらぜひ試してみてください!

 

少しでもネガティブな感情や体の不快感が解消され、うまく不快性射乳反射を回避できるはずです。

 

あと、いつか必ず終わりがくるので、それまで一緒にうまく付き合っていきましょう、いや必ずうまく付き合っていけますよ!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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