出産前に切った髪もそろそろ伸びてきて、切りたいなと思った頃に産後の抜け毛・・・。
産後の約8割ものママが悩んでいるという産後の抜け毛。
抜け毛によって
・髪がスカスカになった
・生えてきた毛がツンツンしてる
と気になっている人も多いのではないでしょうか。
抜け毛が気になってくると、
『どんな髪型にすればいいの!?』
と産後の髪型に悩んでいるママも少なくはありません。
でも大丈夫。
実は、髪のスカスカやツンツンをカバーし、少し変えるだけで劇的に見え方が変わる髪型や方法があるんです。
そんな髪型や方法があるのならやってみない手はないですよね?
現役美容師で実際自分が産後の抜け毛で悩んだわたしが、産後の髪型で悩んでいる人に詳しく紹介します。
自分の今の髪型、髪質と見比べながら、参考にしてみてくださいね!
でも
『今の髪型を変えたくない』
『美容室に行く時間がない』
という人には、
髪型を変えずに抜け毛を隠すことができる方法
も紹介しています。
きっと産後の抜け毛で悩んでいるあなたに合った、髪型や方法が見つかりますよ!
この記事を書いた人
産後抜け毛の原因と対策5選についての記事はこちらです。
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産後抜け毛のピークはいつ?いつまで続く?一年以上続くこともある?【原因と対策5選】
続きを見る
産後抜け毛にオススメの髪型3選
まず産後抜け毛にオススメの髪型は
・ショートヘア
・ボブヘア
・厚めの前髪
の3つです。
ショートヘア
オススメポイント
・新しく生えてきた毛となじみやすい
・ボリュームが出る
・毛先のダメージが気にならない
・1番早く乾く
・下を向いたときに髪が邪魔にならない
オススメ1つ目の髪型はショートヘアです。
ショートヘアには産後の抜け毛を気にしているママに、うれしいポイントがたくさんあります。
まず、抜けて新しく生えてきた毛が髪型になじみやすいです。
スタイリングのやり方にもよりますが、上にボリュームを持たせるようなショートヘアは1番なじみます。
そして髪は短いとボリュームが出やすくなるので、抜け毛で頭頂部の薄毛が気になっているママはショートヘアが隠しやすいです。
さらに、ショートヘアはロングヘアより毛先のダメージが気になりにくいです。
パサつきやすい産後ママのダメージ毛を目立ちにくくしてくれます。
あとはママが普段生活するうえでオススメなポイントは早く乾き、手入れしやすいことです。
お風呂に入る時は時短になるのでとても助かるショートヘア。これが目的で髪を切る人も多いですよね。
最後に授乳や赤ちゃんのお世話で下を向くことが多いママには、髪が邪魔になりにくいです。
もちろんショートヘアでも髪の長さや髪型の違いによることもありますが、かなり短いショートヘアは特に髪が邪魔にならないというメリットがあります。
わたしが担当しているお客様で授乳中に下を向くと髪が邪魔になる、といってバッサリショートにしたらすごくよかったー!と実際に言っている方もいましたよ。
ショートヘアは、1番産後の抜け毛をカバーしお手入れが楽な髪型です。
ただショートヘアは髪質や骨格に合わせてカットしないと、失敗した!と感じてしまう人もいるかもしれません。
そうならないためにも、下記の項目は最低でも把握しておきましょう!
ショートヘアにする前に事前に確認すること
・どんなショートヘアにするか事前に決めておく
・顔周り、トップの長さは特に確認する
・自分のくせ毛、広がり具合を確認
・わからないことは美容師としっかりカウンセリングをする
・ショートヘアにした時の服装を考えておく
この5つのポイントを確認しておけば、ショートヘアに失敗することはありません。
『産後、ショートヘアにして後悔している人|後悔しないための事前確認5選』という記事でより詳しく解説しています。
では、これらをふまえてショートヘアが向いていない人です。
向いていない人
・もともと髪のボリュームが出やすい人
・くせの強い人
・マメに美容室に行けない人
・髪を結びたい人
ショートヘアは髪を短くすることでボリュームを出すスタイルなので、もともと髪のボリュームが出やすい人は注意が必要です。
できないわけではないですが、上で解説した事前確認をちゃんとしてからカットすることをオススメします。
あと髪のくせが強い人もショートにするとやりにくくなってしまうことがあります。
カットしてもらう時は、必ず美容師に相談してから切ってもらいましょう。
ショートヘアは、最低でも2か月に1回はカットをしないと髪型の形が崩れてしまいます。
マメに美容室にいけない人は少し控えた方がいいかもしれません。
もちろん髪を結びたい人にも向いていませんよね。
ボブヘア
オススメポイント
・新しく生えてきた毛となじみやすい
・早く乾く
・ギリギリ結べるので楽
・乾かしただけで髪型が決まりやすい
・ショートヘアより、日が経っても髪型が崩れにくい
2つ目はボブヘアです。
ボブにもいろいろありますが、これは肩につかないくらいのボブを想定して解説しています。
まずショートヘアでも言いましたが、ボブも新しく生えてきた毛となじみやすいです。
ショートヘアよりは劣りますが、上をふんわりさせたり、パーマをかけているボブスタイルは特になじみやすいです。
でもボブスタイルによっては頭頂部の1番見えるところの短い毛が立って気になってしまうかもしれません。そのときはスタイリング剤を使って周りの毛となじませるのがベストです。
あと、産後ママが生活するうえでお手入れしやすいメリットもあります。
ショートヘアよりは劣りますが、髪が乾くのは早いです。
そしてボブヘアの1番のポイントといってもいいのが、パッと結べて楽!結んだ毛先も垂れ下がってこないので邪魔になりません。これはボブの1番の魅力かなと思います。
乾かしただけで髪型のシルエットが決まりやすいのもボブの特徴です。
肩につかないくらいのボブは髪が伸びてきても形が崩れにくく長持ちしやすいでので、ショートヘアよりマメに美容室に行かなくても髪型をキープできます。
ボブヘアの中でもどんなボブにしたらいいのかわからない人はこちらの『【産後の抜け毛もカバーできる】結べる長さのボブはしてみる価値あり!』を参考にしてみてください。
結べるボブがオススメな人
・とにかく結べるのが最優先!
・お風呂で洗うのも乾かすのも早く済ませたい
・産後の抜け毛をカバーしたい
・マメに美容室に行きたくない
・パーマボブにしたい人やくせ毛、広がりやすい毛の人でスタイリングが苦じゃない人
この記事では結べる長さのボブでも長さ別でメリットやデメリットなど詳しく解説していますよ!
向いていない人
・くせが強くて剛毛の人
・伸びてきた時、美容室に行くのが億劫な人
ボブヘアに向いていない人はあまりいないのですが、あえてあげるならこの2つです。
髪質が剛毛でくせ毛の人は広がりやすくなるのであまり向いてはいません。
でもボブにもいろいろな形やカットの仕方があるので美容師に相談するとあなたに合うボブがあるかもしれません。
剛毛、くせで広がりやすい人は長めのボブにすれば気にならない場合もあります。
あとストレートアイロンを使ってスタイリングすることに億劫ではない人は髪質やくせを気にする必要はありませんよ!
最後に、基本的にボブは形が崩れにくいのですが、さすがに半年とか経つと形が変わってやりにくくなってきます。そのサイクルでも美容室に行くのが嫌な人はあまり向いてないかなと思います。
厚めの前髪
オススメポイント
・新しく生えてきた短いツンツン毛が前髪となじみ隠してくれる
・前髪にボリュームが出て薄くなってスカスカした場所を隠してくれる
・カラーをしている人は生えてきた時、地毛の黒髪が目立たない
最後の3つ目は厚目の前髪です。
産後の抜け毛で、前髪を気にしている人はとても多いです。
前髪の抜け毛が気になってきたから、髪を切ろうかなと感じるママも少なくありません。
抜け毛にオススメなのは、ただの前髪ではなく
前髪を深く、厚めにとって、前髪をつくる
ことです。
前髪を深く厚くつくると生えてきた短いツンツン毛を他の長い毛で被せて目立ちにくくさせてくれます。
そうすることで前髪にボリュームも出ます。ボリュームが出ると、抜けて薄くなったスカスカした場所も隠してくれます。
このとき横に流すように前髪をつくると、より自然で全体のバランスが良くなります。ちょっとしたことですが見え方の印象がだいぶ違ってきます。
最後に抜け毛とは関係ないですが、カラーをしている人は前髪を厚くとると分け目が見えにくくなり、根元の生えてきた地毛の黒髪が目立ちにくいというのも特徴です。
産後、こまめにカラーができないママは前髪の作り方で根元のプリンも隠せちゃいます。
より詳しく書いた記事です
・ツンツン毛対処法『【ママ美容師が徹底解説】産後の髪の毛がツンツンする時の対処法4選|いつまで続く?』
・スカスカ毛対処法『産後の抜け毛で前髪がスカスカに!?今すぐどうにかしたい!【対処法6選】』
どれもすぐできる方法ばかりなので、すぐ実践できますよ。
向いていない人
・くせ毛の人
・前髪にボリュームが出やすい人
厚めの前髪はもともとくせのある人や、前髪にボリュームが出やすい人は注意が必要です。
くせが強い人は、前髪をつくってしまうことでうねりが気になってしまうかもしれません。
そしてボリュームが出やすい人も前髪が浮いてしまいスタイリングするのに時間がかかってやりにくくなってしまうことも・・・。
その場合は
前髪だけ縮毛矯正をするという方法もあります。
前髪縮毛矯正は美容室での滞在時間も短いですし、値段も普通の縮毛矯正より安いです。
クセやボリュームが出やすいけど前髪を厚くとりたい、と思う人は前髪縮毛矯正をするのはどうでしょうか。
髪型を変えずに抜け毛を隠す方法3選
髪型以外で、今すぐ簡単に抜け毛を隠す方法もあります。
ヘアバンドをつける
オススメポイント
・産後抜け毛を直接隠してくれる
・ヘアバンドをつけるだけでオシャレになる
・外出するときにすぐ装着できて楽
・前髪ありでもなしでも対応できる
まずはヘアバンドです。1つあるととてもかわいくオシャレに隠すことができるアイテムです。
髪型を変えたくない人や美容室に行く時間がない人でもすぐに実践できる方法です。
忙しい朝でもヘアバンドをつけるだけで、生えてきた短い毛を直接隠せて髪のセットもそこまでしなくてもOKですよ。
オシャレなのに簡単、楽ですぐ外出できるのもいいですよね。
ヘアバンドのより詳しい解説は『産後抜け毛の髪型【ヘアバンドを使うのもアリ|髪の長さ別で紹介】』で髪の長さ別、前髪ありなしバージョンで書いています。
ヘアアレンジをする
オススメポイント
・ヘアアレンジすると、短い毛となじみやすい
・ヘアアレンジするだけでかわいい、オシャレ
次にヘアアレンジですが、普段ヘアアレンジすることに慣れている人にはとてもオススメです。
ヘアアレンジする習慣がない人は最初難しいと感じてしまうかもしれません。
嘘でもすぐにできるようになる・・・とは言えないですが練習すれば必ずだれでもできるようにはなります!
ちょっと新しいことを始めたいなぁもっとオシャレしたいなぁと思っている人にはぜひチャレンジして欲しいです。
慣れてしまえば編み込んだり、まとめたりするだけで短い毛が気にならなくなりとってもかわいらしいですよ。
ヘアアレンジする時はスタイリング剤は必ず必須です!
スタイリング剤を使った方が型崩れしにくく、ヘアアレンジがしやすくなります。
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分け目を変える
オススメポイント
・前髪が長い人にはもオススメ
・今の髪型を変えなくてもいい
分け目をかえることも抜け毛を隠すことができる方法の一つです。
そしてだれにでも今すぐできます。
生え際の抜け毛が気になってきたら、まず分け目を変えてみてください。
特に、前髪の長い人は厚目の前髪がつくれないので、この方法がオススメです。
やり方はとっても簡単で
いつもの分け目と逆方向から分けるだけです。
あと、今の髪型を変えたくない人や美容室に行く時間がない人にもオススメな方法です。
産後の髪に必須なスタイリング剤
産後ママの髪に必要な必須アイテム、スタイリング剤。
スタイリング剤は基本どの髪型、どの髪質の人にも必要なものです。
しかし今回この記事の中だけでも特に必要となってくる場面が何度もありました。どのタイミングのときかをまとめました。
・ショートヘアで全体をふんわり仕上げたいとき
・厚めの前髪をつくってふんわり仕上げたいとき
・ボブヘアで表面のツンツン毛をなじませたいとき
・もともとボリュームが出やすい人
・ヘアアレンジをするとき
では実際どのようにスタイリング剤を使ったらいいのでしょうか。
ふんわり仕上げたいときはスタイリング剤を手になじませて、髪をにぎるようにボリュームをだしながら仕上げます。
短い毛となじませたいときはスタイリング剤を手になじませて、短く飛び出している毛をなでるようにつけてください。
そしてもともとボリュームが出やすい人は、手になじませて髪の内側からしっかりつけて最後に上からなでるようになじませてください。
ヘアアレンジで使うときは、手になじませてツンツンした短い毛から毛先まで髪全体にしっかりなじませてヘアアレンジをしてください。
それだけで髪とスタイリング剤がなじみ、とてもやりやすく仕上がりがきれいになります。
そこでオススメのスタイリング剤は、
N.スタイリングセラムです。
実際わたしが使ったときのやり方や感想などをこと細かくまとめた記事は『【使い方は簡単】N.(エヌドット)スタイリングセラムの口コミ体験談』で解説しています。
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まとめ
産後は抜け毛によって、今までの髪型が似合わなくなったり、薄毛が気になって髪型に悩んでいる人はとても多いです。
この記事では主に
産後抜け毛にオススメの髪型3選
・ショートヘア
・ボブヘア
・厚めの前髪
を紹介していますが、
髪型を変えなくてもできる方法2選
・ヘアバンドをつける
・ヘアアレンジをする
・分け目を変える
は、美容室に行かなくてもできる方法です。
まずは自分でできることを試してみて、それでも髪が気になるようだったら美容室で髪型を変えてもらう、という方がチャレンジしやすいかなと思います。
髪型を変えるのは勇気がいることですよね。
でももしかしたら、少し髪を変えただけで抜け毛が気にならなくなりいつもと違う自分に変われるチャンスかもしれません。
ママ自身が髪に悩み過ぎず、オシャレを楽しめるきっかけになってくれたらとてもうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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